2006年09月26日

肩パット大魔神

なんだか空気は冷たく乾いてきて。
1ヶ月くらい治らない咳に
結核じゃないのかしらん
そんな不安を胸に隠したり。

秋になっちゃった

なんて。ぼんやりしながら
電車を待っていたら。

肩パット大魔神が、そこにいました。

何故なのか。どうしてそうなってしまったのか。
肩におとなしく収まっているはずの
肩パットがめくれ上がって。

首に、巻きついていた。

まるでホラー。
人間エリマキトカゲ。

キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と。叫び出したい気持ちをぐっと堪え。
改めて、観察し直す学生最後の秋。

私の鉄をも溶かしそうな熱い視線を感じてか。
彼女は無表情にサッと肩パットを直して。
何事もなかったように、電車に乗り込んでいきました。
颯爽と。

これって、大したことじゃないのかしら。
そんな風に。自分を疑ってみたり。
…写真、撮っとけばよかったな。
posted by nepmoi at 00:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 色気ムンムン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月18日

何くそ みがけ つつしめ

こんな標語をかかげる小学校の前を通りました。

何くそ みがけ つつしめ

初めて出会う標語に、思わず釘付け。
笑顔で挨拶 明るい心
とか。そんなもんじゃないの?普通!

「つつしめ」は分かる気がする。
おごりたかぶるな。慎み深く生きなさい。
謙虚にしてろってことでしょ。
確かに謙虚に生きたいものです。
『いやいや、私のカニなんてまだまだですよ〜』

「みがけ」は掃除?心?身体?
でも「つつしめ」が心の話しだし、身体かしらん。
身体をみがけ。
話題になったデトックスとかロハスな生活。そして、ダイエット。
最近の小学生ってば求めるものが高いぜ。

「何くそ」ですよ問題は。
負けず嫌い精神を発揮しろということなのでしょうか。
『ジェニファーちゃんのふでばこって象が踏んでも大丈夫なんだって』
『きー!悔しい!あたしなんてヨン様筆箱買ってもらったもん!』

1,200円.jpg

「つつしめ」と正反対のこのことば。
こんな標語でいいのかしら。
posted by nepmoi at 23:44| Comment(5) | TrackBack(0) | 温度差 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月17日

マッチポイント

ネットの上に、ボールがかかったとき。
どちらに落ちるかで、勝負は決まる。

運命の日.JPG

ウディ・アレンの最新作。
銀座で観たけど環境が、悪かった。
開始早々イビキが聞こえたり。
途中入場する人の、影。

今までの作品とはひと味違う、雰囲気でした。
それは拠点を移したからなのか。
ジャズではなく、オペラとか。
映像の空気が変わっていたのが少し寂しかったり。
もう、NYではないのね。なんて思って。

イギリスには、今も根強く階級が残っていて
自分の格を意識しながら生きなければいけない日常。
「セレブになりたーい」
なんて言ってるアホな日本人は許してくれない
厳しさがにじみ出ていました。

スカーレット・ヨハンソンがめちゃめちゃ綺麗で
いい意味でも悪い意味でもアメリカを象徴しているような
そんな気にもなりました。

好きだけど、ラストちょっと腑に落ちない気持ち。
小さなもやもやが。胸の中でくすぶっています。

今だから、言えるけど。
私、ドストエフスキーのことドエトフスキーだと思ってました。
アホな日本人でごめん。
posted by nepmoi at 16:34| Comment(5) | TrackBack(0) | 深くて暗い川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月16日

テキーラ相撲じゃないけれど

メルヒュンなおやじとぬいぐるみに別れを告げ
向かった先では車幅+20センチというデンジャラスな道が。
朝から、前途多難。

軽トラのじいさんをうまくかわし
迷惑なカップルを、すり抜ける。

エメラルドグリーンの砂浜を目の前に
テンションも上がりっぱなしの私たち。
足だけ浸かってキャハキャハとはしゃぎながらも感じる違和感。

なんか、足、痛い。

クラゲは見当たらないし。
じっと見つめた足の甲にいらっしゃったのは
蠢く、虫。
のんびりと人の足に登る半透明なやつ。

うへぇー

アウトドアぶったから
バチがあたったのでしょうか。
慣れないことは、するもんじゃないわん。

そう思いながら。
向かった先はバナナワニ園。

いらっしゃーい.JPG

イノシシ村に行きたいという意見を押し切って。
ワニ味のアイスはないのかなー
なんてウキウキしながら向かったものの。
その場所は、あまりにも小さくて。
あまりにも、ボロボロだったので。

なんだか少し、寂しくなりました。

さびれた場所と
怠慢なワニにも別れを告げて。
ロープウェイに上り、美術館に向かう。

池田20世紀美術館。
閉館前の、気だるさが漂う館内は
人も少なくて。
アンディー・ウォーホルのマリリンモンローは
今もセクシーにこちらを見つめているのでした。

エゴコロナイカラネ

この絵、おかしくない?!
あいつに似てる。

なんて静かに爆笑しながら見るのは
また。楽しいもので。

でも。
大岩オスカール幸男展、とてもよかったです。

知識として知っていることと
実際に観て、感じること。
は、似ているようでまったく違うということを
実感しました。
写真で観たからって分かったことにはならないから。

素材を味わうことができてよかった。
26日までに伊豆に向かう方は、ぜひ。
たぶん、空いてます。

芸術の秋を少し、味わって
短い夏休みは幕を開けました。
posted by nepmoi at 20:18| Comment(3) | TrackBack(0) | 熱烈歓迎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

ペンション メルヒュン

「浜から歩いて5分のペンションメルヘンに予約したよ!
素泊まりで1泊3,000円。
寝巻きと水着を忘れるな!」

こんなメールが届いたのが4日前。
相変わらず、ギリギリな私たち。

「りょうかーい。ありがと。てか寝巻きって!古っ!」

返事を送って気がついた。
つっこみどころそこじゃないって!
あまりにも、自然だったから。見過ごした

ペンション メルヘン

当日。
暗い山道を、走る車内。
月明かりを頼りに飛ばし、SAM似の店長がいるコンビにに寄って。
さりげなく、助手席の女に聞いてみる。

『ペンションさー。メルヘンて。なにそれ!』

『うるさいなー何にもしなかったのに文句言うなよ』
確かにね。でもここで言わなきゃいつ言うんだよ。

『絶対にぬいぐるみ飾ってそう』
『あるねーポプリも飾ってるって!』
『あるある。建てられたのは80年代だな』
『・・・なんでメルヘンにしちゃったんだろうね』

『安かったし、いいじゃん』
助手席の女は、答える。

??????¨.JPG

期待と不安、急な坂に胸を躍らせながら着いた場所では
おじさんが、ニコニコしながら手を振っていた。
メルヒュン

階段と部屋には、予想通り縫いぐるみたちが。
メルヒュン

トイレには、ポプリではなく消臭元。
メルヒュンだけじゃ、やってけないのね。

発音不明瞭なおじさんに、冷蔵庫のない部屋に
怒り。
「ぬいぐるみにカメラ仕込んでるんじゃねーの!」
と悪態をついて。

べろんべろんになりながら
旅の1日目は過ぎていくのでした。

お話は、つづく。
posted by nepmoi at 11:24| Comment(2) | TrackBack(0) | ロマンティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

闇夜に浮かぶは

白いスニーカー。


うっかりさん

なんて、実生活では使ったことがありませんでした。
生まれてから、今まで。

「もー。ジョニーったらうっかりさんなんだからぁ!」

こんなの、3流ドラマの世界でしょ。
だけど。
本物のうっかりさんを目の前にしたときには
その台詞しか、出てこないことが分かりました。

浴衣を着て、花火をしよう。
去り往く夏を、惜しみながら。
ちょっと時期はずれなのもいいじゃない。

そういって、待ち合わせた場所に。
スニーカーでやってきた、男。
浴衣に、スニーカーなんて。
サザエさんじゃないんだから。

頭の中に浮かぶのは
「なんてうっかりさんなんだ」
の1言。

待ちわびていた、浴衣姿の女子たちは
『ダッサー!!ぶははははは!』
といって笑うことしかできないのでした。

下に短パンを穿き、浴衣をたくし上げ
スニーカーでバイクにまたがる姿は
正に佐川さん。

????.JPG

『ィヨッ!飛脚!』

そんな掛け声を受けながら走り去る彼の姿に
風流どころではなくなってしまったのでした。
posted by nepmoi at 15:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 飛脚便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

欲しがった女

横隔膜が、痛い。

人間にはどうやら咳をするにも限界があるようで。
喉からの出血も危ぶまれます。
今日は身体から、泡も飛び出しました。

そんな私も、朝からお出かけ。
そろそろ通い慣れてきた道に、安心しきって
無意識のまま通り抜ける改札で。

入れた切符が、何故か出てこない。
遅刻しちゃう。なんて思いながら
ちょっと立ち止まり、出てきたところをサッと
取る。

あれ?
あたし、磁器の定期なんて持ってたかしら。
持っているのはICOCAだけ。
タッチしてゴーでしょ?
ここはJRじゃないはず。

定期を握りしめ
ぼんやりと、立ちすくむ私の後ろでは
紳士が苦笑い。

ごめんなさい、まちがえました。

もにょもにょとしゃべり
茹で蟹のように真っ赤になりながら逃げるように去る女。
そりゃ泡も吹くわ。
posted by nepmoi at 22:58| Comment(5) | TrackBack(0) | 秋の匂い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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